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伝統技法で作られる「日々の器」
焼締め(やきしめ)という伝統的な技法で作られた器たち。薪窯で焼く際に窯の中で灰が飛んで付着し、自然な色味や味のある模様が生まれます。 灰がどう付着するかは窯の中の位置や火力によって異なるので、一つとして同じものは生まれません。 焼締めの特徴は、高温でしっかり焼き上げるので強度のある器になること。器は時間と共に変化していき、ザラザラとした質感から次第にツヤが出てきます。毎日の暮らしの中に自然と溶け込む存在となります。使い手によって広がる用途
うつわの作り手である土本さんご夫妻が意識するのは、日々の暮らしの中で使う器です。 陶器のカップは、日本酒やコーヒーを飲むのにぴったり。素材によって、味覚に対する刺激は変わります。陶器で飲むと口当たりがなめらかになり、空気量が多いので保温力も高いのが特徴です。 食卓に器を並べるときは、木やガラスなど他の素材で作られた器と合わせるのもおすすめです。土の良さがより一層際立ち、柔らかい雰囲気の食卓となります。 使い手によって、陶器の用途は無限大。一枚一枚表情が異なるからこそ、幅広い用途で楽しめるのが陶器の器の大きな魅力です。(TEXT:坂田汐里)
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土本さん
土本訓寛 1979年福井県高浜町生まれ。木工芸を家業にする家で育つ。岡山県吉備高原学園高等学校陶芸コースで備前焼を学んだ後、福井県工業技術センター窯業指導所でロクロ研修を修了。2001年より越前町にて制作を始める。薪窯を使い、古代の技術を現代の器に反映させる。主に器を形作る工程を担当。
土本久美子 1976年広島県生まれ。幼い頃から絵を描くことが好きで、宝塚造形大学に進学。2000年、福井県工業技術センター窯業指導所修了。2004年より越前町にて薪窯での制作を始める。海外の作品からもインスピレーションを受けながら器を制作。主に器のデザイン・模様となる象嵌の工程を担当。
インフォメーション
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サイズ
直径:約165mm
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使用上の注意
・手作りのため、一点一点表情が異なります。色合いは選べませんので、ご了承ください。
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