【特集】POSTER LIGHT新作「moonlight」登場── 画びょうで留めるだけ。福井生まれの、新しい「紙の照明」

ポスターみたいに、照明を飾ろう。

「照明って、一度置くと動かせないし、ちょっと大ごと…」

そんなふうに感じたことはありませんか？配線、設置場所、部屋の雰囲気との相性。考えるほど、ハードルは高くなりがちです。

POSTER LIGHT（ポスターライト）はそんなちょっとした重荷をすっと引き受けてくれる、ポスターを貼るように、壁にピンで留め、USB電源につなぐだけ。福井の印刷会社・サカエマークが、その技術とアイデアを注ぎ込んで作った、驚くほど軽やかな照明です。

POSTER LIGHTから新発売のmoonlight（ムーンライト）。そこにあるだけで空間をワントーン落ち着かせ、お部屋の印象をぐっと引き締めてくれる、暮らしのリズムを静かに切り替えてくれるアイテムのご紹介です。

福井県・鯖江、眼鏡の産地として知られるこの街で50 年以上にわたり眼鏡パッケージなどを印刷し、産業を支えてきたサカエマーク。

北欧では、家で過ごす時間を豊かにするため、部屋のインテリアにこだわる文化が育まれてきましたが、福井県も実は「日本のフィンランド」と呼ばれるほど雪深く、雨や曇りの多い地域です。

そんな環境の中でも、特殊印刷技術を使った色彩性の高い照明を作ることで印刷の可能性を広げていきたいとサカエマークは考えました。

POSTERLIGHT “moonlight” の静かな佇まいの理由は、そのユニークな製法にあります。インクに頼るのではなく、紙と加工の知識を応用した、工夫を詰め込んだ設計です。

月面の凹凸は、インクではありません。紙自体を物理的に凹ませる「デボス加工」で表現されています。光を灯すと、その凹みに本物の影が落ち、驚くほど立体的な表情が浮かび上がります。灯していない昼間も、壁に掛けられた静かなアートとして空間を引き締めます。

使用されている紙は、きめが細かく柔らかい肌触りのファインペーパー「NTラシャ」。この微細な凹凸が光を優しく受け止め、拡散させることで、月光の輪郭に淡いグラデーションを生み出します。作り手は「月の質感」そのものを、紙と加工技術で再現しています。

専用パッケージもスタイリッシュ

同梱パーツも非常にシンプルで、照明器具を画びょうで固定し、下紙とシェードを組み立てたポスターを被せるだけなので、取り付けも簡単です。あた、穴のサイズはは画びょう程度なので賃貸の方にもおすすめ。

工芸 × テクノロジーの独自性
印刷技術を照明へ転用する柔軟さが、福井のものづくりらしい。
気軽に付け替えできる自由度
同じ電源照明を使用し、他のPOSTER LIGHTのポスターを挿し替え可能。
季節や気分で更新する自由度も、紙＋印刷のプロダクトだからこその魅力です。
賃貸でも安心の設置性
付属ピン２本で固定、穴は画びょう程度。
引っ越し先でもそのまま連れて行ける身軽さが魅力。

アートと照明の境界をゆるやかに横断するこの自由さも、POSTER LIGHTの魅力の一つ。

眠る前のひとときに、手元を優しく照らすベッドサイドの灯りとして。リビングの壁に、アートと間接照明を兼ねるアクセントとして。あるいは、帰宅した家族を迎える、玄関の穏やかな灯りとしても。

暮らしの様々なシーンに、欠かせない相棒になりますように。