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奉書紙は和紙の一種。和紙の原料である楮を存分に使用した厚みのある和紙で、格調高く重厚な雰囲気があり、特段豊かな和紙の風合いを感じることができます。”奉”書という言葉にもあるように、昔は高位者の命令を下位者が聞き取り、それを署名とともに書き示した公文書に使用されていました。江戸時代では日本中の藩が奉書紙を漉いていましたが、福井・越前国の奉書紙の質の高さは日本随一と評価されており、越前奉書とも呼ばれてきました。
越前生漉奉書紙恵伝(えでん)は、人間国宝 九代目岩野市兵衛氏が心を込め謹んで漉いた最高級の奉書紙で、第61回全国推奨観光土産品認定商品にも指定されています。岩野市兵衛氏によって漉かれる奉書紙は、楮、ねり共に希少で高価な素材の良さを最大限に活かせるよう、漂白剤は着色料は一切使用していません。手紙や敷紙に便利な懐紙サイズになっており、特別感のあるおもてなしやギフトにもおすすめです。世界各国のファンから絶大な信頼を得る国内最高峰の奉書紙
越前生漉奉書紙の注目したい点の一つがこだわりの原材料です。
・水:極めて不純物の少ない中性の軟水、市兵衛氏の工房裏に流れている城ケ谷という山のふもとでとれる
・那須楮:希少、100%使用
・トロロアオイ:楮と水をつなぎ合わせるためのネリの役目を果たす
・ノリウツギ:ネリの粘度を調整する
水が変わると和紙の出来上がりに大きく影響するため、良い水が流れている場所であることがまず重要なポイントです。これらの自然の恵みこそ、越前生漉奉書紙恵伝に必要不可欠な原料なのです。
さらに、国内最高峰の奉書紙を作るには、これらの素材に加えて「わざ」が必要です。越前生漉奉書紙恵伝の漉き手は、重要無形文化財「越前奉書」保持者・九代目 岩野市兵衛氏。半世紀以上工程、原料から製法まで何一つ変えることなく和紙を漉いています。重要無形文化財「越前奉書」保持者というのは人間国宝のことで、日本の伝統的な芸術や工芸において、無形の文化的所産で歴史上もしくは芸術上価値の高いもの、いわゆる「わざ」を体得した人物のことを指します。越前生漉奉書紙恵伝は、原料の品質の良さもさることながら、高度な紙漉きの「わざ」も丁寧に詰め込まれています。
こうして、素材と「わざ」のバランスが調和して出来上がる強靭かつなめらかな越前生漉奉書紙恵伝は、芸術家を中心に世界各国のファンから支持されています。実際に、耐久性と保存性に長けるなどの理由から、アメリカのボストン美術館の葛飾北斎木版画の複製のために使用されたり、ルーヴル美術館の収蔵品の修復に用いられたことも。上質な原材料と手間を惜しまない製法が、越前生漉奉書紙恵伝の美しさや強度、耐久性などの特性を生み出し、それらが和紙と人とを結びつけるきっかけになっていることがわかります。越前の長い歴史が育んだ自然の恵みと生漉きの技術を感じてください。こちらは、F-TRAD FOUND セレクト商品です。
福井の伝統工芸は、常に時代の変化を受け入れ、人々の暮らしに深く根ざしつづけてきました。そんな「福井らしさ」を備えた伝統工芸品の中でも、特に「現代の生活にも調和する、アップデートした商品」が、「F-TRAD FOUND」です。
「F-TRAD」について詳しくはこちら
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山岸和紙店
1500年の歴史を持つ日本の三大和紙の一つ越前和紙の企画、販売をしています。越前和紙の新たな価値を広める為、2018年にオリジナルブランド「sogoro(そうごろう)」を立ちあげました。ブランド名となっている、sogoro(そうごろう)は、弊社創業者である山岸惣五郎の名前から。和紙をもっと身近に感じてもらえるよう、越前和紙が、人と人、地域と人、日本と世界をつなぐ架け橋になるようなブランドを目指しています。
インフォメーション
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サイズ
本紙:W145×H175mm
外箱: W168×H198×D30mm -
素材
本体:国産那須楮100%
内箱:桐 -
入数
30枚入り
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使用上の注意
本商品は一枚一枚手漉きにて製造しておりますので、厚みや風合いに多少の誤差が生じることがあります。
また、天然素材を使用している為、稀に木の繊維や皮が混入する可能性がございます。予めご了承ください。
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