越前漉子 / 越前和紙　張り子

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越前漉子 / 越前和紙　張り子

清水紙工

越前漉子は受注生産品です。ご注文いただいてから、一点一点、職人が手作業で仕上げます。
そのため、お届けまでにお時間をいただきますが、世界にひとつだけの張り子の仕上がりを楽しみにお待ちください。
同カートで他の製品もご注文いただいた場合、全て揃ってからの発送となります。別送をご希望の場合はカートを分けてご注文ください。

和紙を“漉く”ことで生まれる、新しい張り子のかたち

越前漉子（すきこ）は、福井県の伝統工芸「越前和紙」を活かして作られた、新しいスタイルの張り子です。

一般的な張り子は、和紙を何層にも重ねて糊で貼り合わせ、乾燥させて成形します。一方で越前漉子は、湿った状態の和紙を型で成形し、一つ一つ手作業で作り上げています。

1.和紙を漉く
2.漉いて間もない湿った和紙を張り付けて成形する
3.しっかり乾燥させ、型から外して仕上げる

この製法の過程から、越前"漉子"（すきこ）と名付けられました。

手漉きならではの柔らかな越前和紙の風合いを楽しみながら、福井のものづくりの背景を感じられる漉子。張り子コレクターの心をくすぐる、愛らしい郷土玩具です。

「くま」と「こま犬」の2種類をご用意

越前漉子は、愛らしいフォルムの「くま」と、縁起物として親しまれる「こま犬」の2種類。

お部屋や玄関のインテリアとしてはもちろん、飾るだけで空間が和み、和紙の温かみを感じられます。2体並べてみるのもおすすめ。

和紙産地ネットワークを使って作る、福井の新定番土産

越前漉子は、1950 年創業の紙加工会社・清水紙工の清水聡さんと、兵庫県のデザイン事務所・TRUNK DESIGNデザイナーの堀内康広さんによって手がけられました。

清水紙工（清水聡さん）は、製紙メーカーの紙を加工し、用途や目的に応じた「紙の付加価値」を提供するスペシャリスト。「この加工ならこのメーカーが良い」といった越前和紙産地の知識は、まさに「和紙コンシェルジュ」として、産地と作り手の橋渡しをする存在です。

デザイナー・堀内さんの挑戦

堀内さんは、清水さんの豊富な紙への知見を吸収しながら、「福井にゆかりのある郷土玩具を作りたい」という思いで越前漉子の制作を開始。「四足歩行の動物は難しい」との声を受けながらも、世界各地の郷土玩具を研究し、試作を重ねました。

紙粘土や3Dプリンターを駆使し、最適な型を作成。そしてついに、越前和紙の風合いを活かした越前漉子を完成させました。

越前漉子は、F-TRAD MADE 新開発商品です。

越前漉子は、福井県の伝統工芸を現代の暮らしに取り入れる「F-TRAD」プロジェクトから誕生した、「F-TRAD MADE」新開発商品です。「F-TRAD MADE」は、福井県内の伝統工芸の職人と福井県外で活躍するデザイナーとの協働により誕生した、産地の歴史と技術、そして「これからの伝統工芸のあり方」を提案する新しい商品のラインナップ。

清水紙工の清水さんは、越前和紙の産地ならではの豊富な知識とネットワークを生かし、様々な用途に合わせた紙を提案。堀内さんは「清水紙工の見本帳を活用し、いかに越前和紙産地の新定番土産を作るか」を考え、ひたすら紙粘土をいじりながら、越前漉子を完成させました。

作り手インタビュー記事「同じ目線で、紙の価値を世界に届ける」

越前漉子作り手プロフィール

越前漉子を開発した職人とデザイナーをご紹介します。

写真左から

CRAFTSMAN
清水紙工｜清水聡
清水紙工は、昭和22年に創業して以来、紙漉きだけでは得られない機能や装飾で、紙に新たな付加価値を与えてきました。そして今、私たちは、新しい時代にふさわしい価値ある紙を社会に提案していきたいと思います。

DESIGNER
TRUNK DESIGN｜堀内康広
2009年に「TRUNK DESIGN」を神戸市垂水区にオフィス＆ショップをオープン。兵庫県のモノづくりを紹介する「Hyogo craft」を立ち上げ自社生活工芸ブランドを10ブランド展開。現在は、日本全国の地場産業や伝統工芸のプロデュース・ブランディング・国内外の販路開拓や地域ブランドディングなどを一貫して支援。
インフォメーション
- サイズ
  
  こま犬：W35×D40×H60mm
  くま：W40×D90×H50mm
- 素材
  
  越前和紙
- 使用上の注意
  
  ・1つ1つ手作りのため、若干の個体差がございます。
  ・水や湿気に弱く破損の原因となるため、長時間水分を含むような環境でのご使用はお控えください
  ・直射日光に当たり続けると、変色の原因となります。