洗浄機対応 雑煮椀 / 越前漆器(朱・黒)

    越前漆器の職人が手がける、機能性と質感の良いとこどりな漆塗り雑煮椀

    お正月のお雑煮はもちろん、具沢山の豚汁や、炊き込みご飯をよそう時。 漆器のしっとりとした手触りや口当たりの良さを思い出し、「ここで漆器を使いたいな」と思うものの、忙しい日々の中で「食洗機不可」というハードルを少し高く感じてしまう瞬間がありました。
    松屋漆器店の洗浄機対応雑煮碗は、そんな現代の暮らしの悩みに、越前漆器の産地が技術で応えたお椀です。 一見すると、品のあるマットな質感の美しい漆器ですが、食洗機にかけられる素材でできています。 伝統的な佇まいと、現代生活に必須の機能性。その両方を兼ね備えた、気軽に使える漆器です。

    洗浄機対応雑煮碗のポイント

    ・蓋付きで高台がしっかりとしている本格雑煮椀
    ・家庭用食洗機に対応:高温洗浄や乾燥に耐えうる、特殊な素材と製法を採用。
    ・木のような質感と保温性:木粉を約55〜60%配合することで、樹脂特有の安っぽさを排除し、熱が伝わりにくい木の特性を再現。
    ・職人による手仕事の仕上げ:成型後のバリ取りや漆塗装は、越前漆器の塗師(ぬし)が一つひとつ丁寧に仕上げています。

    使いやすいカラーと素材のこと

    松屋漆器店の洗浄機対応雑煮碗のカラーと素材についてご紹介。

    クラシックで上品な朱と黒の2色展開

    カラーは、ハレの日にふさわしい華やかな「朱色」と、料理を引き締め食卓に落ち着きを与える「黒」の2色。 漆は油分のない良質な素黒目漆を使用しており、どちらも過度な光沢を抑えたマットな仕上がりです。

    木と樹脂のいいとこ取りをした素材

    洗浄機対応雑煮碗は、単なるプラスチック製ではなく、素材には、天然木を粉砕した「木粉」と、熱に強い「樹脂」を混ぜ合わせた複合材料(木合・もくごう)を使用しています。
    一般的に、天然木のお椀を食洗機に入れると、熱や乾燥によって木が呼吸し、歪みや割れが起きてしまいます。そこで、樹脂を混ぜ合わせることで「乾燥しても歪まない」「熱湯にも耐える」、素材の長所を生かす設計に。
    一方で、樹脂100%だとどうしても「軽すぎて味気ない」「熱い汁を入れると器まで熱くなる」といったプラスチック特有のデメリットが生まれます。そこで全体の約6割に木粉を使用することで、天然木に近い「熱伝導率の低さ(保温性)」と「程よい重量感」を実現。
    さらに表面には、漆は油分のない良質な天然漆・素目黒漆(スメグロウルシ)が施されています。塗師による丁寧な塗りと、手に持った時のしっくりくる重み、指紋がつきにくい表面の肌触りも魅力です。

    お手入れと注意事項

    ■食器洗浄機・乾燥機OK:家庭用の食洗機で問題なく洗っていただけます。
    ■電子レンジは不可:素材の特性上、電子レンジの使用は避けてください(焦げや割れの原因となります)。
    ■漂白剤について:塩素系漂白剤への長時間のつけ置きは避けてください。

    手仕事の美学と生活様式のどちらも捉える松屋漆器店

    洗浄機対応雑煮椀を作る松屋漆器店は、福井県鯖江市河和田地区で、明治時代から続く越前漆器の老舗問屋です。 松屋漆器店の素晴らしいところは、伝統を単に守るだけでなく、「今の生活様式にどう合わせるか」を常に考え、進化させ続けている点にあります。

    素材科学や工業的なアプローチを取り入れることで、漆器を再び私たちの日常に。 職人の手仕事による美しさと、工業製品としてのタフさ。その両立を目指す真摯なものづくりの姿勢が、この器一つひとつに込められています。

    インフォメーション

    • サイズ

      約φ126mm×H114mm

    • 素材

      素地:木質樹脂(木粉55%以上)

      表面塗装:漆(素黒目漆)

    • 同梱物/付属品

      紙貼り化粧箱

    • 使用上の注意

      ・レンジ不可

      ・使用後水分は拭き取るようにしてください。

      ・変色や剥離など劣化しないことを保証するものではありません。福井県工業試験場にて1,000回の洗浄テストの結果、松屋漆器店が判断したものです。

    漆器屋がつくる食洗機対応の漆雑煮椀松屋漆器店
    すべて見る

    洗浄機対応 雑煮椀 / 越前漆器(朱・黒)

    8,250円(税込)

    数量を選ぶ

最近チェックした商品

該当する商品がありません