厨子 INORI

    厨子 INORIは受注生産品です。ご注文いただいてから、一点一点、職人が手作業で仕上げます。
    そのため、お届けまでに3ヶ月ほどお時間をいただきますが、仕上がりを楽しみにお待ちください。
    同カートで他の製品もご注文いただいた場合、全て揃ってからの発送となります。 別送をご希望の場合はカートを分けてご注文ください。

    箪笥職人による手鉋の手仕事と、漏れ出る光。 大切なものを守り、心を整えるための現代の厨子

    厨子(ずし)は、 仏像や位牌を守り、日々の祈りの行為を受け止めるための仏具として古くから日本の生活に馴染んできました。

    現代の住まいから仏間が消えつつある今、それでも私たちは、節目に誰かを想う時間や大切なものの定位置を必要としています。
    INORI 厨子は、特定の宗教に限らず、人は「神聖な光」に対して手を合わせるという共通点に着目しました。越前箪笥の職人が手鉋(てがんな)で仕上げる柱の隙間から「サンクチュアリ(聖域)」のような光が見えるイメージで設計されています。
    特別な儀式のためだけの道具ではなく、日々の暮らしの中でふと立ち止まり、心を整えるための「間(ま)」をつくる装置として。形式にとらわれず、大切にしたい祈りや思い出を、そっと暮らしの中に置いてみてください。

    おすすめポイント

    ・柱からのぞく「光」の表現
    ・「手鉋(てがんな)」による手仕事の繊細さとゆらぎ
    ・100年守るための伝統技法・釘を使わない「通し蟻組(とおしありぐみ)」
    ・国産の天然木(ヒノキ)使用

    アイテムの特徴

    美しく削り出された二本の柱から滲む「光」そのものをまつる厨子です。素材には、国産ヒノキを使用しており、鉋で仕上げたヒノキは特有の芳香を放ち、リラックス効果をもたらします。
    リビングや寝室に馴染む置き型タイプです。LEDライトを内蔵しており、付属のアダプターを差し込むことで点灯します。

    ■技法1:通し蟻組(とおしありぐみ)

    箱の四隅(コーナー部分)には、接着剤に頼らず木を強固に接合する伝統技法「通し蟻組(とおしありぐみ)」を採用しています。

    これは当初のデザイン案にはなかった仕様ですが、100年先まで美しく使い続けられる耐久性と箪笥職人の矜持をミニマルなデザインに凝縮しました。

    蟻組は宇宙開発でも採用されるほど堅牢な伝統技法で、商品の耐久性と意匠性を高めています。

    ■技法2:手鉋(てがんな)

    内部にある太い柱は、機械による真円加工ではなく、職人が手鉋で少しずつ形を整えています。

    0.01mm単位の薄い削り華が出る繊細な手仕事により、あえてランダムな削り跡を残しました。これにより、光が当たった際に均一ではない、複雑で美しい陰影が生まれます。
    INORI(置き型)に対し、壁掛け専用のモデル「teo(テオ)」もございます。 こちらは「庵(いおり)」をテーマに、背面に越前箪笥の「からくり(隠し収納)」を備えた、自分だけの秘密基地のような厨子です。

    [厨子 teo(テオ)の商品ページを見る]

    INORIを生活に取り入れる

    INORIの光源にはLEDライトを採用しており、付属のアダプターをコンセントに差し込むだけで、光を灯すことができます。ご自身の生活に合わせて多様な使い方を探してみてください。
    ex:
    ・大切な人の追悼: 亡くなった家族やペットの写真や形見、指輪などを柱の前に置き、手を合わせる場所として。

    ・お札やお守りの指定席: 初詣で受け取ったお札や、旅先のお守りなど、置き場所に困る神聖なものの居場所として。

    ・光への祈り: 内部の柱から漏れ出る光を「後光」や「太陽」に見立て、宗教を問わず神聖な対象として手を合わせる。

    ・朝晩の習慣: 朝、スイッチを入れて深呼吸をする。あるいは夜、一日の終わりに光を見つめて静かに過ごすなど、日常のON/OFFを切り替えるきっかけとして。

    ・インテリア照明として:棚やチェストの上に置き、部屋の明かりを落として、柱から漏れる光のグラデーションを楽しむ間接照明として。

    お手入れ方法・注意事項

    ・日々のお手入れは、柔らかい布で優しく乾拭きしてください。
    ・乾燥で変形しやすい無垢の木を使用しているため、直射日光やエアコンの風が直接当たる場所は避けて設置してください。
    ・職人の手仕事による手鉋仕上げのため、木目や削り跡には個体差がありますが、使い込むほどに味わいが増す「一点もの」の魅力としてお楽しみください。

    厨子 INORI開発秘話


    越前箪笥のルーツを紐解くと、1300年前の飛鳥時代、職人たちは法隆寺の国宝「伝橘夫人念持仏厨子」や「玉虫厨子」の制作に関わっていることがわかりました。また、越前箪笥には、収納物を物理的に守る機能に加え、家族の繁栄を見守る「お守り」としての意味がありました。


    INORIは、その原点に立ち返り、デザイナー岩元航大さんと越前箪笥四代目・小柳範和さんが対話を重ねて生まれた、現代の暮らしに調和する新しい祈りの家具です。
    頑丈な「通し蟻組」などの指物技術で大切な品を物理的に守ると同時に、その存在が持ち主に安心感を与える「精神的な守り」となるよう願いが込められています。

    厨子 INORI作り手紹介

    本商品は、福井県の伝統工芸品を現代のライフスタイルに合わせてアップデートし、未来へつなぐことを目的としたプロジェクト「F-TRAD」2026年開発アイテムです。開発を担当した職人とデザイナーをご紹介します。

    CRAFTSMAN:小柳箪笥店 四代目 / 小柳 範和(福井県越前市)

    明治40年(1907年)福井県越前市に指物屋として創業。越前箪笥を中心に伝統技術を受け継ぎながら、時代に即したオーダー家具や木製雑貨など、多彩な木のものづくりを続ける。工房兼ショールームでは製作の様子を間近に見学できる取り組みも実施中。

    DESIGNER:スタジオ発光体 / 大島淳一郎(東京都)

    家具・プロダクトを起点に、バッグや空間など領域を横断して活動を展開するデザイナー。形の背景にある理由や構造の必然性に惹かれ、素材や技法の関係をたどりながら、それを形に置き換えることで人々の記憶に静かに残る表現を追求している。 ​

    DESIGNER:スタジオ発光体 / 岩元 航大(東京都)

    鹿児島県生まれ。2009年神戸芸術工科大学プロダクトデザイン学科入学後、デザインプロジェクト「Design Soil」に在籍し、イタリアのミラノ・サローネやフィンランドのハビターレ等、海外の展示会に多数参加。 2016年にスイスのEcole cantonale d’art de Lausanne(ECAL)のMaster in Product Designを卒業後、現在は東京を拠点に、​精力的に活動を行っている。

    こちらのアイテムはF-TRAD MADE 開発商品です

    福井県内の伝統工芸の職人と福井県外を拠点とするデザイナーの協働により誕生した、産地の歴史と技術、そして「これからの伝統工芸のあり方」を感じさせる新しい商品のラインナップが「F-TRAD MADE」です。

    [「F-TRAD」について詳しくはこちら]

    インフォメーション

    • サイズ

      幅220mm × 奥行220mm × 高さ320mm

    • 素材

      国産ヒノキ(無垢材)

    • 生産国

      日本(福井県)

    • 設置タイプ

      置き型

    • 機能

      LEDライト内蔵(コンセントアダプター)

    • 使用上の注意

      変形や劣化のもとになるため、エアコンの風が直接当たらないようお気をつけください。

    箪笥職人による手鉋の手仕事と、漏れ出る光。 大切なものを守り、心を整えるための現代の厨子小柳箪笥店
    すべて見る

    厨子 INORI

    374,000円(税込)

    数量を選ぶ

最近チェックした商品

該当する商品がありません